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広島カープが27年ぶりの本拠地優勝!

広島カープが27年ぶりの本拠地優勝!

 

プロ野球のセ・リーグは26日、

広島東洋カープが3年連続9回目のリーグ優勝を果たしました。

 

優勝決定に必要な勝利数を示すマジックナンバーを「1」としていた広島は、

マツダスタジアムでヤクルトに10-0で勝利し、

球団史上初の3連覇を成し遂げたのです。

 

 

セ・リーグでの3連覇は巨人以外の球団では初めて。

 

 

■西日本豪雨の被害者らも涙の優勝!

 

球団史上初のリーグ3連覇に沸くカープの地元・広島は、

7月の西日本豪雨で甚大な被害を受けました。

 

テレビの前で観戦していた西日本豪雨の被災者も喜びをかみしめました。

土砂災害で甚大な被害が出た広島県呉市天(てん)応(のう)地区。

 

自宅が半壊し、現在は仮設住宅に住む技能工、須藤忠石さん(68)は、

高校生の頃からの熱狂的なカープファンでした。

 

「今朝、被災した自宅を見てきて気持ちが沈んでいたが、

優勝できてだいぶ気持ちが晴れた」と笑顔。

 

さらに、

「日本一になれたら最高。カープと一緒に毎日を頑張って生きていきたい」

と力を込めました。

 

自宅が全壊し、仮設住宅で暮らす同市の男性(67)は

「生活再建の見通しが立たず辛いことも多いが、優勝で元気づけられた」

と喜びを語りました。

 

本拠地・マツダスタジアム(広島市南区)の近くで、

ファンが集まる鉄板焼き店をプロデュースする越田城全(じょうぜん)さん(43)は、

死者も出た同市東区馬木の遍照寺(へんしょうじ)住職。

 

毎年夏に地区で行う観戦チケット抽選会の中止も考えましたが、

住民らの強い要望で開催した。

 

「カープは復興のシンボル。市民にとって特別な存在だと改めて感じた」

とかみしめるように語りました。

 

 

 

■選手たちのコメントまとめ

 

 ○菊池 

「今季は打てずにもがいたが、自分の仕事は3、4番につなぐことだと思ってやってきた。三度目の正直で地元優勝はうれしいけど、まだ終わりじゃない。

新井さんといっしょに日本一を狙いたい」

 

 ○松山

「決められてよかった。今日は僕ららしい試合ができた。

(一回の適時打は)ラッキーだったし、持ってるなと思った。

チームのために力になりたいと思っているし、

CS、日本シリーズでもチームの力になりたい」

 

 ○野間

「試合に出て優勝を決められたのは、いい経験になりました。

今日はつなぐ意識でいきました」

 

 〇丸

「地元で胴上げができて、ホントにうれしかったです!

マジック1になって、足踏みしてしまい、

マツダスタジアムの雰囲気が違っていた。

ここで決められてよかった」

 

 〇田中

「一時は1番から外れてご心配をおかけしましたが、

最後は1番に戻ってきて、

タナキクマルで優勝できました」

 

 〇新井

「最高ですね。

3連覇のうち地元ははじめてなんで、

うれしさは格別ですね」

 

 〇石原

「地元のファンのみなさんの前で決められて、

ホントによかったです!」

 

 〇鈴木

「ビールかけのとき、

去年はケガしていて

自由に動けなかったのですが、

今年は自由に動けたので、

楽しかったです」

 

 

 

 

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■芸能界からの優勝コメント

 

プロ野球・広島東洋カープが3年連続でリーグ制覇を決めたことを受け26日、

鯉党の芸能人らが祝福コメントを発表しました。

 

 

奥田民生

「おめでとうございます。

こんなことを言う時代が来るとは思いませんでしたが、

みなさんの想いは頂点だと思うので、引き続き応援します!」

 

東ちづる

「やったー!! おめでとう! ありがとう! 何度も叫びます! 

物心ついたころからカープ一筋の私は、

『意地でも私たちファンは諦めないゾ』という気合いでした。

 

ですが、ここ3年は、選手の皆さんの『絶対諦めないゾ』という底力に、

大きな感動や勇気をもらっています。

今年は、リーグ優勝、クライマックス優勝、日本シリーズも優勝を!」

 

 

吉川晃司

「最高だね、最高! オレはペナントレース優勝で十分だから。

日本シリーズは普段通りにやればいいじゃん…。

そうしたら勝つんだもの」

 

世良公則

「ライブが終わり楽屋にたどり着く度、

スマートフォンの画面をのぞき込み『マジック減ってない!』そんな日を重ね、

ハラハラ。これもまた楽し。

今年はすんなりCS制して日本一へ! お願いします」

 

角川博

「2015年の涙から、エースに上り詰めた大瀬良選手の活躍がうれしかったです。

黄金時代を支えた衣笠祥雄さんのためにも、

また新井選手の花道を飾るためにも悲願の日本一を必ず達成してほしいと思っています!」

 

谷原章介

「球団初の三連覇は天国の衣笠さんも喜んでくださってるはずです。

引退する新井さんの有終の美を34年ぶりの日本一で℃℃℃!!!っと飾りましょう!」

 

島谷ひとみ

「優勝おめでとうございます!! 

今年は、日本は、広島はいろんなことがありました。

カープの試合、カープの勝利がどれだけの人の心を癒やしたか。。。。

日本一になってたくさんの方々を元気にしてください!」

 

アンガールズ

「3連覇おめでとうございます! 

今年は緒方監督の采配が光るシーンが多かったです。

 

3連覇という偉業を成し遂げるのはとてつもなく苦しかったと思います。

まずはお疲れさまでした!

今年こそ日本一で締めくくって、明るいニュースを届けてください!」

 

チュートリアル・徳井義実

「三年連続のリーグ優勝、並大抵の努力ではないと思います。

本当におめでとうございます。

そして、今年こそ日本一、期待して応援しております!」

 

ロザン・宇治原史規

「セ・リーグ三連覇おめでとうございます!

そして、今年も楽しませていただき、ありがとうございます!

日本一をお祝いさせてください!」

 

新日本プロレス・内藤哲也

「広島東洋カープ、リーグ3連覇おめでとうございます。

27年ぶりの地元胴上げの次は、34年ぶりの日本一へ。

さぁ、今年こそいきましょう!!」

 

極楽とんぼ・山本圭壱

「セ・リーグ優勝、三連覇おめでとうござます。

ですが、私、山本圭壱はカープが日本一になるまでは祝勝会は控えさせていただきます。

目指せ日本一! 頼んだぞ日本一! どこまでもついて行くぜ!」

 

ポルノグラフィティ・岡野昭仁

「3連覇おめでとうございます!! 

この偉業は、ファンとして誇らしいです。今年こそ、日本一を!」

 

ポルノグラフィティ・新藤晴一

「今年はゲーム差ほど、楽な戦いではなかったと思います。

3連覇というカープファンにとっての最高のプレゼントをありがとうございます。

 

一緒に日本シリーズまで行きましょう!」

 

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■黒田と新井の感動秘話!

 

1996年にドラフト2位でカープに入団したエース黒田博樹(41)

2年後にドラフト6位で入団した新井貴浩(39)

 

'91年以来、セ・リーグ最長の四半世紀もの間、

優勝から遠ざかる広島の低迷期をエースと主砲として牽引してきた2人です。

 

黒田は大阪・上宮高では2番手投手で、

進学した専修大は東都大学リーグ・2部に在籍。

 

1部にあがったのは4年生の春からでした。

 

速球は150kmを計測しましたが、配球が単調で、痛打されました。

 

プロ1年目の二軍戦では1イニングで10失点したことも。

入団3年目までは勝ち数より負け数の方が多く、

初の2ケタ勝利まで5年も費やしました。

 

新井も駒大時代、スカウトの目には留まりませんでした。

大学の先輩、野村謙二郎氏(前広島監督)の自宅を自ら訪れ、

スイングを見てもらって入団の推薦を得た「コネ入団」でした。

 

2人とも入団当時は、何年間プロでやれるかわからない雑草戦士でしたが、

広島伝統の厳しい「愛のムチ」でしごかれても食らいつき、

一流選手にはいあがったのです。

 

ともに「カープに育ててもらった」という恩義は深い。

 

 

広島は1975年の初優勝以来、'80年代にかけて黄金時代を作りましたが、

'90年代後半からは万年Bクラス。

 

苦しい時代を支えた投打の柱は、'07年オフに新井が阪神へ、

'08年に黒田がメジャーに挑戦。

 

主砲とエースがFA権を行使して退団したことで、

カープは大幅な戦力ダウンを余儀なくされたのです。

 

しかし、その二人がまるで運命に導かれるように2015年、2人同時に復帰しました。

 

全国紙の広島担当記者が明かします。

 

「新井が広島に戻るとき、相当悩んだようです。

阪神の金本(知憲)監督をはじめ、巨人に移籍した川口和久や江藤智もそうですが、

広島からFA権を行使して国内の他球団に移籍した選手で、古巣に復帰した例はない。

 

新井は広島への愛着は十分残っていたけど、

阪神と並ぶ熱狂さで知られるファンから裏切り者呼ばわりされ、

『どの面さげて戻ってくるんだ』とキツいブーイングを浴びることを想定し、

復帰を躊躇していた。

 

そこで当時、アメリカにいた黒田に相談したそうです。

すると、『お前なら大丈夫』と言われ、背中を押された。

苦しみながら決断した新井はその後、黒田にこう言ったんです。

 

『今度は、黒田さんの番ですよ』

 

その話を黒田に質問すると、こう明かしました。

 

(新井が)戻るって聞いて、多少なりとも(広島復帰を決断する)影響は受けた』と。

2人は、そんな熱い友情で結ばれているんです」

 

実績のありすぎるベテランの加入によって、

若手選手が必要以上に緊張し、自分の力を発揮できない場合がありますが、

今の広島はむしろその逆。

 

「イジられキャラの新井は阪神移籍後、

広島時代から慕う先輩・金本にイジってもらうことで自分の居場所を確保し、

チームの雰囲気作りに一役買った。

 

でも、金本の引退後は、新井は孤立してしまったんです。

黒田も新井をイジり、新井はかえって居心地のよさを覚える。

そのことが、チームの空気を和ませているんです」(民放局スポーツディレクター)

 

その象徴が、新井が通算2000本安打の記録が迫った20164月下旬に生まれた

「新井応援Tシャツ」の裏話。

 

スポーツ紙の広島担当記者が明かします。

 

「選手会長の小窪(哲也)が球団幹部に、

『チームの雰囲気を盛り上げるためにも、

新井さんを応援するオリジナルTシャツを作りたい』と申し出て、快諾されました。

あと3本に迫った423日、黒田が登板した日のことです。

 

マツダスタジアムの試合前練習で、

新井以外のすべての選手、球団関係者、球場関係者までが、

新井の顔がプリントされた赤いオリジナルTシャツを着ました。

 

背中には、新井が一塁手としてエラーしている絵が描かれ、

『まさかあのアライさんが…』と文字が入っていました。

 

何も知らされていない新井が、

全員そのTシャツを着ていたことに気付くと、

新井は目を丸くし、全員爆笑でした。

 

ちなみに、気の利いた文言を考えたのは黒田です。

 

一見からかっているようですが、不器用な新井が愚直に練習を続け、

偉業を達成したことに対する、黒田の愛情と敬意がにじんでいます」

 

赤いTシャツ練習から3日後の426日、

新井はヤクルト戦(神宮)2000本安打を達成。

 

日本プロ野球史上、47人目の偉業でした。

 

 

 

 

 

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■まとめ

 

去年2017年のクライマックスシリーズでは、

まさかの横浜にしてやられましたから、

 

今年は、という思いが、ファンにも選手にもあります。

 

さて、クライマックスを制して日本一になるかどうか、

今後が楽しみです!!