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「扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)」の死から依存症について考える!

「扇風機おばさん(ハン・ヘギョン)」の死から依存症について考える!

 

 

韓国で「扇風機おばさん」と呼ばれていたハン・ヘギョンさんが、

享年57で生涯を閉じた。

ハンさんの整形前の写真が悲しみを誘っている。

 

20181217日、病院側によると、

ハンさんは15日になくなり、

家族がソウル道峰区(トボング)ハニル病院で静かに葬儀を行った後、

この日午前出棺を終えた。

 

 

死因は明らかにされなかった。

 

 

■整形前は美人だったのに!

若い頃、歌手が夢だったハンさんは、

整形の副作用に苦しむ前は優れた美貌を誇っていた。

 

ある放送に出演したハンさんは美しかった過去写真を公開したことがある。

 

ハンさんはさらに美しくなりたい一心で、

不法手術を受けて顔にシリコンを入れ始めた。

 

顔にメスを入れる回数が増え、

自分であごにダイズ油やパラフィン、

工業用シリコンなどを注入したこともあるという。

 

結局、副作用のためハンさんの顔は大きく膨らみ、

精神も病むようになった。

 

そのうち2004年SBS(ソウル放送)の番組

『世の中にこんなこと』で初めて紹介されて

人々に知られるようになり、

「扇風機おばさん」というニックネームを得た。

 

 

その後、ハンさんは治療やリハビリを通じて回復に努めていた。

 

 

 

ものすごい顔になってしまって

雇ってくれるところがなく、普通に働くことが難しくなる。

 

それどころか、道を歩いていたら子供たちにからかわれ、

ひとにじろじろ見られて、生活に支障がでてくる。

 

日本のテレビで放送されてから高須クリニックの

高須院長が診てあげるいうことになり

ハン・ヘギョンさんは来日し治療。

 

しかし注入したサラダオイルなどが血管やらに

 

まとわりついて完全に除去は無理だったという。

 

 

■整形依存症だったかもしれないマイケル

 

美容整形は一度したらやめられなくなり、

依存症になるのだという。

 

マイケル・ジャクソンは、その典型。

ジャクソン・ファイブでデビューしたころは可愛い子どもだったマイケル。

 

1979年、ステージに鼻をぶつけて大怪我を負ったのが整形のきっかけとなる。

マイケルの肌の色の変化は尋常性白斑という病気であり、

死後の検死報告でも証明されている。

 

1984年にペプシコーラのCMで大火傷を負ってしまったのも

尋常性白斑の進行を早め、

またその時の治療が顔立ちに変化を与えたと言われている。

 

 

 

1980年半ば、米メディアはマイケルの容姿の変化は、

年を取ることによる単なる自然の変化だけではないものだと気付き始めた。

 

肌の色は段々明るくなり始め、鼻と下あごが狭まり、体重が減少した。

この変化は20年間急激に続いた。

 

 

1986年に医師により尋常性白斑、全身性エリテマトーデスと診断された。

 

整形について、マイケルは2003年の「マイケルジャクソンの真実」の

マーティン・バシールのインタビューで

 

「覚えているだけで2回」

「顔の変形は成長したんだ」

「言われている程整形はしていない」

 

「整形に関して特に意見はないよ。

本人が幸せであれば問題ないことだよ。

ハリウッドでは皆がしている事なのに、

僕だけが整形していると言われるのはフェアじゃない」

 

と語っている。

 

 

■韓国スターで整形といえばこの人

 

韓国は整形天国で、ほとんどの芸能人はしているという。

 

なかでも有名なのが

「アジアのプリンス」チャン・グンソク。

 

198784日ソウル特別市の生まれの一人っ子。

血液型はA型。

 

6歳の時に偶然家に来た映画俳優に、

「お子さんを俳優にしたらどうですか?」

と言われたのをきっかけに子供服のモデルとして芸能界入り。

 

10歳でテレビ番組にデビュー。

 

お父さんの事業が失敗して下着広告のモデルをするなど苦労した時代もある。

 

14歳ではBoACMで共演したり、

ラジオ番組「チャン・グンソクのヤングストリート」のDJを務めた。

 

高校はニュージーランドに語学留学。

2006年に漢陽大学に入学。

19歳で日本のホラー映画「着信アリ Final」に出演。

 

 

漢陽大学演劇映画科を卒業しているが、

2011年には同校に歴代最高額12億ウォンを寄付している。

 

チャン・グンソク奨学基金という名前で、

優秀で支払いが困難な学生のサポートに使われているという。

 

このチャン・グンソクの顔、

昔の写真と比較するとその違いがよくわかる。

 

現在は、かなり太っていて、ハゲ疑惑もでている。

 

容姿や外見が収入に大きく響く仕事をしていると、

どうしても整形したくなるのだろう。

 

 

わからないでもないが、やりすぎると危険だ。

 

 

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■なぜ人は整形依存症になるのか?

 

整形に関するアンケートで、7割の近い男女が「なし」と否定的な答えを出している。

 

プチ整形をしてみたいと答えた女性は33%だった。

 

二重手術埋没法(切らずに糸で留める二重)でなんと2万円代から。

所要時間15

 

プロテーゼ(人工軟骨)での隆鼻術は15万円前後から

 

ウエストの脂肪吸引も15万円前後から

 

豊胸術で23万円前後から

 

顔全体のリストアップは20万円前後から

 

しかも、これらはみな日帰りできる手術だ。

 

会社員の1か月のお給料でできる、しかも休みも23日で十分。

今は技術の進歩により、術中後の痛みもなく、

さらに周りに気づかれにくく、理想の顔と体に近づけるという。

 

 

安くて手軽にきれいになれるプチ整形程度なら、

今やメイク感覚かもしれないが、そこには大きな落とし穴がある。

 

 

「美容整形依存症」だ。

 

 

一度プチ整形をしてしまうと、

止まらなくなるのだ。

 

目を、ちょっと二重にしただけだったのが、

「もっと美しくなりたい!」という欲望に火がついてしまい

 

次は鼻を少し高くし、次は小顔にするためにエラを削り、

そして次は豊胸手術・・・。

 

次々と整形手術を繰り返すことになる。

 

実際に、「美容整形依存症」に陥る女性は少なくない。

 

とくに、少し美人で可愛い女性がなる。

 

女優志願の、ある女性はなかなか芽が出なくて悩んでいた。

コンプレックスは低い鼻、小さい目と顔のエラ。

 

他人から見るとチャーミングな顔立ちなのだが、本人は納得できない。

 

まずはお金を貯めて二重の手術をした。

その手術は成功し、本人も大喜び。

 

そうすると「もっと美しくなりたい」という願望に火がつき、

その後、隆鼻術、小顔のためにエラをとり、あごを削る大手術。

豊胸術と次々と手術した。

 

当然お金が足りなくなる。

 

困った彼女は夜のお仕事を始める。

それでも足らずにアダルトビデオにも出演。

 

これでは、何のために美容整形をしたのかわからなくなってしまう。

 

美容整形に対する執着は「行為依存症」だ。

 

何かの決まった行為(買い物、セックスなど)をしていれば安心するのだが、

していないと不安になるという依存症。

 

美容整形で美しくなると、いままで経験したことのない喜びが生まれる。

そこで、脳内に快楽物質のドーパミンが分泌される。

 

今度は、「あの快楽をもう一度味わいたい」と思い、その行為を繰り返す。

 

これが依存症のメカニズムだ。

 

 

依存症になってしまうと、自分の意思でやめることはできない。

とことん行くしかない。

 

「根性がないから」とか、

「意志が弱いから」とか、

そんなことを周囲は言うかもしれないが、

 

 

依存症は、条件さえそろえば誰もがかかってしまう怖い病気だ。

 

 

 

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■依存症の対処法

 

依存症には大きくわけて「物質依存」「プロセス依存」「関係依存」の3つがある。

 

【物質依存】

・アルコール依存症

・喫煙依存症(ニコチン依存症)

・カフェイン中毒

・ベンゾジアゼピン依存症

・アドレナリン中毒

・薬物依存症 - 麻薬・覚醒剤・大麻

・摂食障害 - 過食症

・砂糖依存症 - ジャンクフード

・借金依存症

・潔癖症

 

【プロセス依存】

・ギャンブル依存症 - パチンコ依存症

・買い物依存症

・ネット中毒、パソコン依存症、インターネット依存症、携帯電話依存症、メール依存症

・ゲーム依存症、オンラインゲーム依存症

・テレビ中毒

・活字中毒

・仕事中毒

・断捨離依存症

・強迫的ホーディング

 

【関係依存】

・共依存

・性依存症(セックス依存症、セックス中毒)

・宗教依存症(カルト依存症)

・暴力依存 - ドメスティックバイオレンス

・完璧主義

 

周囲に依存症の人がいたらどうすればいいのか?

 

強制的にやめさせようとしても、なかなかうまくいかないだろう。

 

「もうやらない」

「ぜったいにやらない」

と約束しても、やっぱりやってしまうというのも依存症の特徴だ。

 

そんな場合、本人を追い詰めずに、

自分の気持ちを伝えることが有効だといわれている。

 

借金を肩代わりする、本人の代わりに会社へ休みの連絡をするなどと、

本人が起こした問題の尻拭いをするのも逆効果。

 

なんとか愛情で立ち直らせたいと家族が献身的に尻拭いをすると、

本人は自分の問題に直面することなく、

アルコールや薬物、ギャンブルなどを続けていくことができる。

 

だから、何の解決にもならない。

 

 

 

 

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■まとめ

 

専門家も、依存症を克服する決定的な処方を持っていないのが現状だ。

 

依存する対象から隔離するために施設に入ってしまうという方法が、

もっとも有効で、

とにかく、依存を辞め続けることが大事。

 

いくら意志の強い人間でも、環境によって、人間はいくらでも変わる。

手軽に整形によって美を手に入れることのできる環境があるから、

依存症になっていくのだという側面も見逃せない。

 

扇風機おばさんの死は大きな教訓といえる。