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ジャニーズ事務所にいったい何がおこっているのか?

 

2016年( 平成28 )の1231の大晦日に、

SMAPは解散してしまった。

 

そして、今度は嵐。

2019年1月27日に発表された。

「嵐が2020年をもって活動休止し、リーダーの大野智が休養に入る」

 

SMAPと嵐、2つの稼ぎ頭を失ったジャニーズ事務所の損失は計り知れない。

このところジャニーズは、誰かの脱退や活動休止、スキャンダルなどが続いている。

 

今後、ジャニーズ事務所はどうなっていくのか?

 

 

 

 

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■ジャニーズ事務所はいま変わろうとしている?

 

「ジャニーズ事務所は今、変わろうとしています。

SMAP解散以降、すっかり定着してしまったブラックなイメージを覆そうとしていて、

『新しい地図』に関する圧力も、

以前に比べるとだいぶ緩やかになっているんですよ」

そう話すのは、ジャニーズ御用媒体の記者A氏。

 

以前は、新しい地図が表紙に起用された雑誌への登場や、

インタビュー記事の掲載などが全面NGだったが、今は多少OKになってきたという。

 

ちなみに『新しい地図』というのは、

SMAPの香取、草薙、稲垣の3人が参加しているプロジェクト。

 

「年配の広報担当者が昔は本当に怖くて有名な方だったんですが、

今はだいぶ円くなってきました。『好々爺』という感じすらありますよ。

だから、新しい地図に関しても、

あまり頻度が高いとジャニーズから文句を言われますが、

『常識の範囲内で』という指示で、

たまに登場するくらいなら目をつぶってもらえるようになったんです」(A氏)

 

また、「圧力」のかけ方で思い出されるのは、SMAPの育ての親で

「新しい地図」の飯島三智氏と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長だと、

ある芸能記者Bさんは話す。

 

「後継者争いの発端になったとされる2人ですが、

もともと2人の仲は悪くはなく、

むしろ似たタイプだという印象を私は持っていました。

もちろん見た目が似ているわけではないのですが、

相手に対する『圧のかけ方』が似ているんです」

 

具体的にどんな手法かというと……。

 

「大きな声で怒鳴り散らしたり怒ったりするのではなく、

記者の目を至近距離からジッと見て、

『記事の内容はお任せします。私は〇〇さんを信じていますから』と、

すごんでくる感じというか。

怒鳴ったり、キツイ言葉で注文をつけられたりするよりも、

むしろ迫力があって怖い。

そうした人心掌握術は見事だと思いました」(Bさん)

 

 

その一方で、

「強引で理不尽な要求をする」

「小さなことを執念深く言い続ける」と評判なのは、

メリー社長の腹心で「番頭」と呼ばれる人物だ。

ある御用媒体の編集者C氏は、こんな驚きのエピソードを話す。

 

「ある日突然、編集部にジャニーズサイドから電話がかかってきて、

記事にクレームをつけられたんです。

その記事はジャニタレにインタビューしたものでも、

ネガティブな情報を書いたものでもなく、

普通の編集記事で、掲載前に事務所の確認も取っていました。

 

にもかかわらず、『この記者を使うな』と名指しでクレームをつけられ、

理由についてははっきり言わず、

要領を得ない状態で『とにかく今後一切使うな』というだけでした。

 

後で知ったのですが、

おそらくSMAPの記事をよく書いていた新しい地図派の記者さんだったため、

敵対視し、妨害をしているようです」

 

しかも、これに限らず、記者、カメラマンなどをターゲットにした

個人に対する攻撃は、複数媒体にわたり、

今も執拗に行われ続けているという。

 

 

「実はこの番頭さんの横暴には、

事務所内でも頭を悩ませているスタッフが少なくないと聞きます。

この番頭さんが猛威を振るい続けるせいで、事務所の悪い評判が絶えず、

若手が出世できないという不満も耳にしますよ」(Aさん)

 

SMAPに続き、嵐という事務所の柱を失う危機に瀕しながらも、

テレビ局や御用媒体に圧力をかけ、

記者やカメラマン潰しに力を注ぎ続けているジャニーズ事務所に、

未来はあるのだろうか?

 

 

 

 

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■そもそも、なぜ嵐が解散になったのか?

 

リーダー・大野智が「自由になりたい」と訴えたことから話し合いが始まり、

活動休止という結論に至った嵐。

 

しかし、「活動休止」に向かった引き金となったのは二宮和也であったと、

131日発売の「女性セブン」(小学館)が報じた。

 

記事では、関係者の証言として、

 

昨年二宮が交際中のフリーアナウンサー伊藤綾子との結婚を

ジャニーズ事務所に直談判したとのエピソードを紹介。

 

しかし、デビュー20周年を控えたタイミングで

ファンを裏切ることはできないと、

事務所サイドは拒否した。

 

すると、二宮は結婚が受け入れられないのであれば、

ジャニーズ事務所からの退所も辞さないと考えるようになっていったという。

 

「今回の活動休止は大野の意向が強いというのは事実ですが、

それと同時に、ほかのメンバーたちも活動休止することで

結婚に踏み切れるという思いがあったのでは?」(芸能事務所関係者)

 

それにしても、ジャニーズ内にはメンバーが結婚しているグループもある。

どうして嵐のメンバーは結婚が許されないのか?

 

「飯島さんが手がけていたSMAPがジャニーズの支流だとしたら、

藤島ジュリー景子副社長直属の嵐は、

ジャニーズ内では本流ド真ん中のグループ。

 

メンバーたちの意思よりも、

ジャニーズ事務所の意思こそが優先される存在なのだということでしょう。

だから、事務所が『結婚するな』というのであれば、従うほかない」(同)

 

これといった花道も与えられずに解散したSMAPに対して、

活動休止まで2年間もの長い花道がある嵐は、

特別扱いのようにも見える。

 

しかし、実際にはそういうわけでもなさそうだ。

 

SMAPについては、メリー&ジュリー親子から冷遇されていたものの、

飯島さんの手腕で売れていたわけで、

その分メンバーたちもそれなりに自由を謳歌していました。

 

事務所にはかわいがられていなかったけど、

本人たちの意思は尊重されていたということです。

 

でも、嵐の場合は全く逆。

 

ジャニーズの本流の傘に下にいるからこそ、

プライベートの自由は制限されてしまう。

優遇されているように見えて、実際には奴隷のようなものです。

 

大野の『自由になりたい』という言葉は、

実は相当切実なものだと思います」(同)

 

活動休止後の嵐のメンバーを待っているのは、

どういった“待遇”なのだろうか?

 

「ジャニーズ事務所内でのスペシャルな存在ではなくなるでしょうね。

その分、メンバーたちには自由が与えられ、

結婚もできるかもしれない。

 

でも、これまでのような特別扱いはなくなって、

仕事が激減する可能性もある。

ただ、それでも、本人たち的にはそっちのほうが

幸せという見方はできるかもしれません」(同)

 

嵐という呪縛から放たれるまで2年。

メンバーたちは、その先にある「自由」のことばかりを考えているのかもしれない。

 

活動を休止する大野智以外の4人は、

いずれも俳優としても活動しているが、

今後、映画・ドラマの世界でも重用されるケースが減るのではないかと見られている。

 

すでに複数のメディアで報じられているが、

ジャニーズ事務所が今年に入り、

長年取材NGを通達していた

女性誌「週刊女性」(主婦と生活社)との和解を果たした。

 

 

「以前から関係が良好だった『女性自身』(光文社)、

『女性セブン』(小学館)と差別化を図るためコンサートや会見はOKですが、

特写やインタビューはまだNGだとか。

 

ほかに『日刊ゲンダイ』も解禁になったそうですが、

ジャニーズ側から和解を申し入れたようです」(テレビ局関係者)

 

 

 

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各民放テレビ局は、

ジャニーズから独立した元SMAP

稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾をいまだに起用せず。

 

あからさまにジャニーズに対しての忖度を働かせているが、

制作サイドでは“ジャニーズ離れ”が始まっているというのだ。

 

 

「以前はとにかく、

『ジャニーズで客と数字を集めろ』と言われていましたが、

Sexy Zoneの中島健人主演映画『ニセコイ』(18)が、

配給が東宝だったにもかかわらず大コケ。

 

その結果を突きつけられ、

制作サイドの人間たちはすっかり目が覚めてしまいました」

(民放キー局のドラマ班スタッフ)

 

 

今クールでは、これまで“ジャニーズ枠”と言われていた

日本テレビ系の土曜午後10時に

坂口健太郎主演の『イノセンス 冤罪弁護士』が放送中。

 

また、関ジャニ∞の錦戸亮主演の

9ドラマ『トレース~科捜研の男~』が

初回2ケタスタートを切ったものの、

早くも第3話で1ケタに転落してしまった。

 

「昨年10月クールでは、

ジャニーズが1人も出ていない『今日から俺は!!』(日本テレビ系)が話題に。

 

今クールでも、

ジャニーズ不在の『3A ―今から皆さんは、人質です―』(同)が

話題を集めています。

 

また、公開されたばかりの注目映画『十二人の死にたい子どもたち』にも、

ジャニーズは1人も出ていません」(芸能記者)

 

 

今後、こうした“ジャニーズ離れ”が4人にも暗い影を落としそうだ。

 

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■まとめ

 

栄枯盛衰。驕れるものは久しからず。

 

創立者のジャニー喜多川(喜多川擴・ひろむ)さんは2019年2月時点で87歳。

副社長でお姉さんのメリー喜多川さんは92歳。

 

そんな高齢になっても、いまだに経営にたずさわっている。

内部には「辞めろ」という人はまずいない。

 

若々しいイメージの会社もいつのまにか、

内部は老朽化しているのかもしれない。