7人の母・堀ちえみさんが舌がんであると公表!
タレントの堀ちえみさんが
2019年2月19日、
自身のブログでステージ4の舌がんであることを公表した。
34歳の時には「特発性重症急性膵炎」で死の淵をさまよったり、
48歳の時には、歩行が困難になる難病
「特発性大腿骨頭壊死症」を患い、
何度も大病と戦ってきたが、
今度はステージ4の舌がんになった。
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■舌癌が見つかった経緯とは?
オフィシャルブログには、
「自分でスマホで舌癌を検索してみたところ、
私の舌の症状と同じような画像がたくさん出てきました」
と綴られている。
去年の夏ごろから口内炎だと思っていた違和感。
今年に入って激痛に変わり、自分で調べたという。
口内炎と間違えやすい舌がん。
症状の自覚はあっても、口内炎と勘違いしやすいという舌がん。
同じ舌癌になった人はこう語る。
「症状としては口内炎と一緒ですが痛いです。
1~2週間くらいで治るだろうな、とは当時、思っていました。
舌の右側に口内炎が当時できているのは鏡を見て気づいて、
それが1か月経っても2か月経っても治らなくて、
それでネットで検索していくと舌がんという情報も出てきたので。
歯医者に行ったときは1センチから1.5センチくらいだったと思います。
その後に検査を受けて手術に至るまでに2か月くらい経過していたので、
その間にまた少し大きくなって」
堀ちえみさんだけでなく、
自分でインターネットを使って調べるまでは
口内炎だと思っていたという人があまりにも多い。
口腔がんの半数以上は「舌がん」
口の中や周囲にできる口腔がん。中でも半数以上を占めるのが舌がん。
発症する性別と年代別のデータでは、50代以降の男性がかかりやすいという。
堀ちえみさんは、すでにステージ4だという。
ステージ4の患者で舌を半分切除して、
リンパ節も取ったケースがある。
そのケースでは、2年ほどの間にきっちり会話のトレーニングを重ね、
うまくしゃべれるようになった人もいる。
堀ちえみさんのケースも、
苦しい闘病生活になると予想されるが、
日常生活ができるほどに回復する可能性はある。
芸能界に復帰できるかどうかは不明。
■舌癌とはどんな病気なのか?
日本歯科大学付属病院で医師の出雲俊之客員教授はこう語る。
「若い方のがんは、進行が早いと言われています。
堀ちえみさんも比較的若い患者さんなので、進行が早かったと考えられます。
早期発見が可能な部位であると考えていますが、
なかなか現実には難しいところもあります」
進行していくと、どんどん大きくなる腫瘍。
2019年1月に収録に臨んだ際の堀さんは、
いつもと変わらない姿だったが、
腫瘍が大きくなった5日前の生放送では、
あまり口を開けずに話す様子も見られた。
主な治療法としては切除する手術が多く、
堀さんも19日に入院し、22日に手術を予定。
12時間以上かけて舌の左半分を切除し、皮膚を移植。
同時に、転移した首のリンパの腫瘍も切除するという。
では、術後はどんな生活が待っているのか…。
闘病生活中は、全然話せない。
だいたい2か月は入院すると言われている。
最初の1週間は水の飲み込みができないので、
鼻から食事を流す。
徐々に水が飲めるようになって、味がわかるようになる。
もし、リンパ節に転移があれば、抗がん剤や放射線治療をやる。
基準としては起き上がってある程度、あるいは、
運動ができて食事ができるようになったら退院。
1年~2年のリハビリで通常の会話が可能になるという。
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■舌癌の原因になるものとは?
歯が舌に当たることが一因と考えられている。
堀ちえみさんが闘病中であることを告白した舌がんは、
歯が舌に当たることで慢性的な刺激になり、
がんの一因になると考えられている。
舌がんは飲酒や喫煙を長期に及んで続けていない人の場合は、
歯が欠けて慢性的に舌に当たっていたという人や、
合わない義歯を長期的に使用していたなどが原因としてあげられる。
口内炎が1週間経っても治らないような場合は、
かかりつけの歯科医院や専門医院をできるかぎり早めに受診することをお勧めする。
さらに形がはっきりとした丸形ではない、
表面がざらつき、しこりが触れるほどになっているときにも注意が必要。
舌がんは進行すると、表面が潰瘍(かいよう)になり、
痛みや出血、強い口臭といった症状が現れる。
さらに転移などがみられる場合は首のリンパ節に転移する場合が多く、
首のリンパ節の腫れなどが現れることがある。
また、舌の奥にある舌扁桃という扁桃腺との見分けも難しい病気。
日本では年間で約7000人が舌がんを含む口腔がんになっている。
口腔がんは初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどない。
痛みやしこりなどの自覚症状が出てきたときには
すでに進行しているケースが多い。
痛みが出た時には遅い可能性があるため、早めの検診が欠かせない。
臓器系のがんと違って、口の中は直接見ることができるので、
口腔がんも本来は早期発見しやすいはず。
しかし、自覚症状がなく、初期の段階では口内炎のようにしか見えないのが
発見が遅れる要因。
口腔がんにならないために気をつけなければいけないことは次の3つ。
①タバコ、酒を控える
②偏食せず、バランスのいい食生活を心がける
③歯磨き、うがいをしっかり行い、口の中を清潔に保つ
特に喫煙者の口腔がんの発生率は、
タバコを吸わない人に比べて約7倍も高いといわれている。
さらに気をつけなければいけないのが、飲酒時の喫煙。
普段はタバコを吸わないのに、お酒飲むときだけ吸う、なんて人、要注意。
飲酒時の喫煙は、タバコに含まれている発がん性物質が
アルコールによって溶け、口の粘膜に直接作用するため、
余計にリスクが高くなると言われている。
■口腔がんにならないためのセルフチェック10カ条
口腔がんにならないために以下のことに気をつけよう。
1.なかなか治らないしこりや腫れはないか?
2.赤くなっていたり、白くなっているところはないか?
3.2週間以上治っていない口内炎はないか?
4.合わない入れ歯を使っていないか?
5.食べ物がのみ込みにくいなどはないか?
6.1日にタバコを40本以上吸うか?
7.1日に日本酒換算で3合以上飲むか?
8.口が開きにくくなってきたりしていないか?
9.唇や舌がしびれたりしないか?
10.抜歯後など、口内の傷の治りが悪くなってないか?
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■堀ちえみさんの略歴
〇1981年に開かれた第6回ホリプロタレントスカウトキャラバンの
優勝をきっかけとして芸能界入り。
〇1982年に『潮風の少女/メルシ・ボク』で歌手デビュー。
同期デビューは、小泉今日子、三田寛子、松本伊代、早見優、
中森明菜、石川秀美、シブがき隊。
〇1983年にTBS系列で放送された
ドラマ『スチュワーデス物語』(原作:深田祐介)に主演。
劇中での「教官!」「ドジでノロマな亀」の台詞は流行語になり、
翌1984年に新語・流行語大賞に指名され、大衆賞を受賞した。
この『スチュワーデス物語』以外にも、
『スタア誕生』や『花嫁衣裳は誰が着る』でも主演し、
「少女がいじめや冷酷な仕打ちに耐えながら、終いに幸運を手に入れる」という、
1980年代の大映ドラマを象徴するキャラクターを演じた。
〇1987年3月、20歳の誕生日を迎えた直後に電撃的に
一時引退(ラストシングルは『愛を今信じていたい』)。
〇1989年、松竹芸能に所属し芸能活動を再開する。
外科医の男性と結婚、1990年に長男、1992年に次男、
1993年に三男と3児をもうけたが、1999年に離婚。
〇2000年5月、雑誌社勤務の男性と再婚、
2000年に四男、2002年に長女と2児をもうけた。
〇2001年、14年ぶりのシングル
『ピンクのアオザイの裾を夜風にあそばせ -サウスウインド-』をリリース。
〇2005年から歌手活動を本格的に再開。
大阪(9月17日)・東京(9月24日)で、
18年ぶりのソロコンサート『青春の忘れ物』を行う。
そこではタップダンスなどダンスパフォーマンスを披露した。
東京公演ではゲストの中村あゆみと
中村の代表曲『翼の折れたエンジェル』のコラボレーションも披露。
また、この年には、『うたばん』(TBS)の企画『うたばんスター誕生』にて、
早見優、松本伊代とともにキューティー★マミーを結成した。
〇2007年11月には、大阪Big Cat(13日)
東京duo MUSIC EXCHANGE(23日)で
デビュー25周年記念ライブ『君といる世界』を開催。
初めてのライブハウスでの公演となった。
2009年には、SHIBUYA・AXでバースデーライブを開催、
夏には23年ぶりの映画出演となる『色即ぜねれいしょん』が公開された。
〇2010年6月、2度目の離婚。
〇2011年12月11日、一般男性と3度目の結婚、東京・明治神宮にて挙式。
相手の連れ子が2人
(当時中学生の長女と小学6年生の長男、自分の子は、21歳、19歳、18歳、11歳、9歳)いるので、7人の母となった。
〇2017年3月20日、デビュー35周年記念ライブ
『Chiemi Hori 35th Anniversary Live 〜ちえみちゃん祭り2017〜』を
品川ステラボールで開催した。
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