これはもしかするとエイプリルフールなのか?
いやいや、
そんなことはないだろう!
ちゃんと日本政府が発表したのだがら、
フェイクニュースなわけがない。
ということで、新元号の発表は、間違いなく本物だ!
その新元号とは?
その新元号は、、、、
「令和」
です!
■新元号発表はどのような手順で進められたのか?
新元号発表までの流れは、
上記図のように、
安部首相が有識者を集めて検討会議をやってもらった。
そこで、2~5の候補を提出してもらい、
衆参両院の議長、副議長らの意見を聞き、
さらに閣僚会議で協議して決まったわけだ。
このあとは、外務省が世界各国へ告知する。
日本の外務省は4月1日に新元号が発表された後、
日本が承認する195か国に対し、新しい元号を一斉に通知する。
河野太郎外相はこう言っている。
「(新元号の周知について)我が国が承認している195か国、
それから国際機関などに、
在外公館、在京の大使館などを通じて説明させていただく」
外務省によると、4月1日の新元号発表の後、
速やかに5月1日に新天皇が即位することと、決定した新しい元号について、
日本が承認する195か国と国際連合、EU=ヨーロッパ連合に一斉に通知する方針だ。
195か国にはほとんどの国連加盟国のほか、
国連未加盟のバチカンやコソボなどが含まれ、
平成への改元の時にも同じように伝えたという。
■新元号の予想ランキングはこれだった!
新元号が4月1日に発表されると決まって以降、
インターネットなどでは次の元号を予想する動きが白熱した。
昭和天皇の逝去による自粛ムードの中で決まった「平成」とは異なり、
今回は天皇陛下の退位に伴う改元だった。
多くの人が予想する漢字からは、新時代の幕開けを祝うムードが透けて見える。
予想1位は「安永」-。
年代物ワインのネット販売などを手掛ける和泉屋(埼玉)が
昨年7月に始めた新元号の予想キャンペーンは、
3月29日の段階で、応募が1万通を超えるほど盛況だった。
新元号にふさわしい漢字2文字は「安永」(389通)が最多で、
「安久」(348通)、「永光」(199通)と続く。
ただ、「安永」は江戸時代に使われたことがある。
明治、大正、昭和、平成の頭文字をアルファベットにした
M・T・S・Hと重ならないよう配慮したのか、
「安」「永」「和」などの漢字の人気が高い。
同社の栗原周平社長は元号予想の人気ぶりに、
「新元号発表という歴史的瞬間に立ち会える幸せがあるのではないか」
と語る。
少し変わった新元号予想もある。
広告代理店アイ・エヌ・ジー(東京)は3月1日から8日、
若者文化の発信地、東京・渋谷で、女子高校生300人にアンケート調査を実施。
最多だった「安久」(15人)に次いで
「平和」(10人)、「嵐」(5人)が上位に入った。
「タピオカ」や「卍(まんじ)」という女子高生らしい回答もあったが、
同社の担当者は
「平成最後の、という枕ことばが今の若者の流行語。
元号への関心はかつてなく高まっている」と話している。
元号に詳しい東洋大の鈴木洋仁研究助手は
「元号がカジュアル化し、天皇のものではなく、
自分たちのものとして捉えられるようになった。
改元がハロウィーンのような盛り上がるためのイベントになっている。
若い世代には、元号が誇りや愛着を持つクールな対象と受け止められているのだろう」
と分析している。
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■これまでの安倍首相と河野外務大臣の発言をまとめてみた!
【安部首相の発言】
安倍首相は元号に対して、明確な要望を口にしている。
これまでの247の元号は、確認できる限りすべて中国の古典から選ばれていた。
「平成」は古代中国の名君や名宰相らの言行録『書経』の「地平らかに天成る」や、
司馬遷による歴史書『史記』の「内平らかに外成る」に由来する。
「昭和」は『書経』の「百姓昭明にして萬邦と協和し」から採用されており、
「明治」と「大正」は儒家の経典だった『易経』に由来している。
一方、安倍首相は周辺に対して
「元号の出典は日本で書かれた書物がいい」と話していると報じられた。
3月13日の衆院予算委員会で、吉岡秀弥内閣参事官は
「国文学、漢文学、日本史学または東洋史学などの
学識を有する方の中から委嘱することになる」
と答弁(時事ドットコムニュース 3月13日)。
政府が数案に絞り込む前の段階の20案程度の中にも、
国書に由来する案が含まれているという(朝日新聞デジタル 3月2日)。
本当に日本オリジナルを求めるなら、「造語」になる?!
たとえば「日本書紀」は中国古典を引きながら漢文で記されているように、
国書から漢字2文字を探すと、典拠は中国の古典に行き着くケースが多い。
本当に日本オリジナルの由来を求めるなら、「造語」を使うことになる。
国文学研究資料館長のロバート・キャンベル氏は
「北東アジアは一つの漢字文化圏。
元号の典拠が国書か漢籍かと対立的に見るべきではない」
と指摘している。
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【河野外務大臣】
4月1日に元号の発表は行われますけれども、
実際に新天皇がご即位されるのは5月1日で、
改元もそれに合わせて行われることになりますので、
時間的な余裕というのはそれなりにあろうかと思います。
我が国が承認をしている195か国、それから国際機関などに、
在外公館それから在京の大使館などを通じて
ご説明をさせていただこうと思っているところでございます。
即位の礼につきましては、まだどれだけの方がいらしてくださるか
把握に努めている段階でございますので、
ちょっと状況がまだなんとも言えませんが、
前回よりもおそらく首脳レベルその他、
増えるのではないかと思っておりますので、
万事遺漏なきよう努めてまいりたいと考えております。
(中略)
実際に新天皇がご即位されるのは5月1日でございますので、
元号が新たに発表されるわけですが、
新しい御代は5月1日からスタートということになりますので、
私(大臣)としては、むしろそちらのほうが
感慨深いかなというふうに考えているところでございます。
この元号は千数百年にわたり使い続けられてきたものでございますので、
日本の伝統文化の中で非常に重要な位置を占めていると思いますが、
2019年が元年ということになりますと、これは計算をどうするのか、
いろいろこのあと西暦と元号の間の行ったり来たりというときに、
間違いがないようにしっかり対応していきたいと思っております。
【菅義偉 官房長官】
新たな元号が広く国民に受け入れられ、
日本人の生活の中に深く根ざしていくよう
各界の有識者などの意見を伺いながら決定していきたい。
そうやって決定した新元号が・・・。
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■まとめ
役所や金融機関などへ出す、いろんな提出書類には、必ず日付が必要だ。
そのとき元号が採用されるケースと西暦のケースがある。
まどろっこしいので西暦で統一してほしいところだが、
ま、その不便さを受け入れるのが伝統文化を守ることになるのかもしれない。
日本のように現在も「元号制度」を採用している国はほかにない。
そもそも元号制度は、紀元前140年に中国・前漢で生まれた
世界最初の元号である「建元」を由来とする。
過去には日本以外にも、ベトナムや朝鮮半島なども元号を取り入れた。
日本では、西暦645年の「大化」にはじまり
「平成」にいたるまで247の元号がある。
明治以後は「一世一元」、つまり、ひとりの天皇についてひとつの元号に限るため、
改元は天皇の御代替わりの際にしか行われない。
これは保守派が主張するように、
元号を天皇の権威を示す記号として位置付けるためだ。