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アフガニスタンでのタリバン政権樹立が意味するもの

アフガニスタンでのタリバン政権樹立が意味するもの

 

 

■マフィアのファミリーみたいな闇の勢力が存在する

 

世界には水面下で争いっている無数の勢力があります。

 

・国に借金をさせる金貸し国際金融ユダヤ資本

・共産主義&グローバリズムの裏世界政府

・武器商人たちが暗躍する軍産複合体

・ロシアの裏政府

・中国の裏政府

・バチカン政府

・大英帝国王室

・その他

それらが各国の政府内に潜入して暗闘しているのです。

 

その事件で、どの勢力が得をするのかを考えれば

誰が仕掛けたのかがわかります。

 

マフィアのファミリーみたいなものが、

世界中にたくさんあって、

隆盛を極めたり衰退したりを繰り返し、

 

現在、力を持っているファミリーらが、

地球を分け合っているわけです。

 

さらに各ファミリー内でも抗争があって、

常に覇権争いが続いているのです。

 

隙あらば相手の持っている利権を奪おうと考えているのです。

 

今回のコロナショックは、複数のファミリーが

共闘している可能性があります。

 

このファミリーが

年に1回集まって協議するわけですが、

いつも仲良く足並みそろえているわけではないのです。

 

中露の裏政府などは、このファミリー支配を、

自国から排除しようと考えています。

 

 

■アフガニスタンがタリバン政権になった得するのは誰か?

 

アフガニスタンには豊富な資源が眠っています。

アフガニスタンの油田はすでに中国が開発に乗り出しています。

そのほか、天然ガスやウラン鉱もあります。

 

さらに、世界一の麻薬の生産地でもあります。

 

アフガニスタンの麻薬に関してはこちら≫≫≫

 

 

2001年の911同時多発テロ事件が起きて、

犯人はすぐにアルカイダと判明しました。

 

そして、すぐにアルカイダの首謀者ウサマビンラディンを、

匿っているという理由で、

当時はタリバン政権であったアフガニスタンに、

米軍が侵攻しました。

 

このアフガン戦争には多くの識者が違和感を持っています。

 

そして米軍はタリバン軍を駆逐し絶滅寸前まで追い込みます。

 

しかし、このアフガン戦争は、

なぜかベトナム戦争よりも長い20年という長期になってしまいました。

 

本気でタリバンを叩き潰す気があるのであれば、

1年でできるはずです。

それが20年もかかって、

しかも、タリバンを復活させたわけです。

 

どう考えても、これはおかしい。

 

 

首都カブール以外のアフガニスタン全土に、

合計15000人の米国人が残っていると言われています。

 

米軍撤退前から、米欧管理下のカブール市街以外のアフガニスタンは、

タリバンやその他の武装勢力(戦国大名)が支配・戦闘している

危険な領域でした。

 

今ではカブール市街地とその外側をつなぐ道路には

タリバンが検問所を作っており、

タリバンへの敵視をやめていない米軍が

その検問所を抜けて行くことは、

戦闘再開を覚悟しない限り不可能です。

 

米政府は8月17日、カブールの外にいる米国民を

助けに行く方法がないとして、

今後も彼らを助けに行く予定がないと表明しました。

 

米政府が外国にいる自国民を保護する任務を放棄したことは、

パックスアメリカーナ(米国覇権)の終わりを意味します。

 

 

米欧日など米国側が大使館を閉めて

アフガン撤退を余儀なくされているのと対照的に、

 

中国やロシア、イラン、トルコなど非米側の諸国は

カブールの大使館など開けたまま通常営業しており、

要員の避難も最小限にしています。

 

米欧はタリバンを敵視していますが、

中露イランはタリバンが良い新政府を作れるよう支援する姿勢です。

 

タリバンは、自分たちに濡れ衣をかけて攻撃した米欧を嫌っています。

 

逆に、自分たちを支援してくれる中露イランを大事にしたいと思っています。

中露イラン勢は、むしろタリバンが政権をとったことによって、

米傀儡だったガニ前政権時代よりもカブールの居心地が良くなったはず。

 

今後タリバン政権が続くと、

アフガニスタンは米欧の影響下から抜け、

中露の影響が強くなります。

 

 

■ベトナム戦争よりも惨めで恥ずかしい結末!

 

タリバンがカブールに入城し、

逃げ出したい欧米人やアフガン人が空港に殺到して空港が混乱しました。

 

米政府は混乱解決のため6千人の米軍部隊をカブール空港に投入しました。

 

米軍はタリバンと話し合いの場を持っており、

タリバンはカブールの市街地から空港まで

米欧人が無事に行けるようにする安全な経路を確保すると提案してきました。

 

米政府はタリバンの提案を受諾し、

8月末までの計画でカブールにいる米欧人を

空港から出国させていくことにしました。

 

ベトナム戦争末期の1975年のサイゴン陥落時、

米国勢は自力で何とか撤退しましたが、

 

今回のカブール陥落で米国勢は自力で撤退できず、

敵だったタリバンの温情で退避路を確保してもらって撤退していくことになります。

 

米国にとって、カブール陥落はサイゴン陥落よりさらに

惨めで恥ずかしい話になりました。

 

 

アフガン撤退は先代のトランプが決めて途中まで進めました。

 

民主党側は

「アフガン撤退の失敗は、バイデンでなくトランプのせいだ!」

と言っています。

 

しかし、実際は違います。

 

今回のタリバン政権復活は、

米軍覇権の力が低下し、中露イランのプレゼンスが強化しました。

 

そのことで、

冷戦体制がより明確化しました。

 

中露イラン側がイマイチ軍事力が弱すぎるので、

冷戦状態にするにしても現実味がなかったところ、

 

中東におけるイランの影響力が増大することになります。

イランが強気になれば、イスラエルと本気で戦うことができます。

 

アフガン戦争とは結局のところ、最初から、

米国の覇権を自滅させてユーラシアを

中露覇権下に転換させるためのものだったのかもしれません。

 

「アフガニスタンをリベラル民主主義の国にする」なんて

最初から馬鹿げた妄想だったのです。

 

この20年間に約20万人のアフガン人が亡くなっています。

米軍側の死者数は2万2000人以上(米国防総省)。

 

第三次世界大戦の発火装置として

イランとイスラエルがいまでも睨み合っています。

 

世界中に広がっているコロナパンデミックと、

これは連動しています。

 

共闘しているファミリーが世界中のメディアと、

世界中の政府を巻き込んで工作しているのです。

 

そして、このシナリオの邪魔をする存在は、

消されるわけです。

 

ただ、これに中露の裏政府は抵抗していると、

私は考えます。

 

中露は、アフガニスタンを版図にいれました。

 

アフガニスタンの地下資源を中露がどう活用するのか、

そして、麻薬ビジネスをどう処理するのか、

今後も注視していきたいと思います。

 

ただ、残念ながら日本にも裏政府があって、

日本の国益のために世界で戦っているという話は、

まったく聞こえてきません。

 

(井伏)