日本は核武装したほうがいいのでしょうか?

日本は核武装するべきか?

持たざるべきか?

核戦争の可能性

 

今回は、核戦争について

お話ししていきたいと思います。

 

日本は広島、長崎と、二度も原爆を落とされた、

世界唯一の被爆国です。

それゆえ日本人は核に対するアレルギーがあります。

しかし、そろそろ日本は、

核武装を考える時期に来ているのかもしれません。

 

 

●核戦争に勝者はない!

2022年1月3日、

アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の

5か国が「核戦争に勝者はない!」という共同声明を出しました。

 

「我々の核兵器はほかのいかなる国も標的にしないことを再確認する。

すべてを危険にさらす軍拡競争を防ぐため、

二国間および多国間外交アプローチを引き続き模索する」

そのような内容でした。

 

こうした共同声明は画期的なことではなく、

いままで何度もなされていて、

結局、口だけの声明ってことです。

 

核兵器は世界に1万3000発以上あると言われています。

核ミサイルとか、原子力空母とか、原子力潜水艦とか、

核を使った兵器は維持費が膨大にかかります。

保有するだけでも経済的負担は大きいのです。

 

それでも、多くの国々は核を保有しています。

国民が餓えて死んでいるっていう、

あの北朝鮮も核を持っています。

 

北朝鮮は日本海に向けて何度もミサイルを発射しています。

「極超音速ミサイル」や「機動式再突入体」

の実験に成功したことをアピールするわけです。

 

そんなことがあるたびに、

日本はあまり役に立たないミサイル防衛システムを、

高い値段でアメリカから買わされるわけです。

 

ニクソンだって、トランプだって、

「日本は核武装して自立して防衛しなさい」

って言ってましたが、

日本はのらりくらりと受け流していました。

 

 


●日本はいつまでもナメられ続ける!

 

 

「核武装しろ」と言われても、

日本には、あの憲法があるのでできません。

 

日本の憲法は軍事力自体を放棄しています。

国家間の交渉に武力による威嚇もしません

と憲法に明記しています。

 

自衛隊が軍事力だとしたら憲法違反となりますが、

拡大解釈で自衛隊はよしとされています。

 

しかし左翼活動家や政治家が自衛隊を

厳しく責め立てるのです。

 

そこから自衛隊は肩身の狭い思いをするわけです。

命をかけて国を守ってくれる自衛隊が、

そんな日陰の身であることが気の毒でしょうがいないですよね。

 

ですから、アメリカ占領軍のGHQから押し付けられた

めちゃくちゃな憲法を早く放棄して、

改正すればいいのですが、

それがなかなかできないのです。

 

自衛隊があって、戦闘機も潜水艦も戦艦も持っていますが、

日本はそれが使えないのですから、

周辺国からナメられますよね。

 

韓国からは永遠に「謝罪と賠償を要求する」と言って、

日本はそのたびにお金をあげたり貸したりして、

何とかしのいできました。

 

なんも悪いことをしていないのに、

なんでいつまでもカツアゲされなきゃいけないのでしょうか。

 

むしろ、あの半島の近代化を手助けしたわけですから、

感謝されてもいいはずなんですけどね。

 

アメリカにも経済的に搾取され、

いつも不利益な貿易をさせられています。

 

まるで属国扱いです。

日本はいつもポチのように尻尾を振って、

従順にアメリカに従っていくしかないのです。

 

諸外国に毅然とした態度が日本にはできないのです。

 

 

●核兵器は抑止力になる!

核は戦争を抑止することができます。

一番効果的なのは原子力潜水艦です。

 

核ミサイルが発射できる潜水艦があれば、

敵国はいったいどこから核ミサイルが

飛んでくるかわかりませんから、

日本を恐れて、

日本を責めるような態度に出ることができません。

 

ですから、核さえ持っていれば日本は

もっと堂々とした外交ができます。

 

 

たとえば、北朝鮮との交渉です。

 

北朝鮮が日本人を拉致していることは明白です。

あきらかな犯罪です。

 

拉致被害者を返さなかったら

「平壌を攻撃するぞ」って脅せば、

大急ぎで返してくるでしょう。

 

拉致問題など短期間で解決するでしょう。

 

しかし、日本国憲法があるのでできません。

日本の左翼政治家もそんなことを許さないでしょう。

 

日本が核を持てば、

もっと堂々とした外交ができるのではないでしょうか。

 

政治家が靖国神社を参拝することを

隣国にとやかく言われることはありません。

 

核を持つことのメリットはたくさんあります。

 

・堂々とした外交ができる。

・戦争の抑止力になる。

・大国と対等になる。

 

 

 

●核を持つことのデメリット

 

・核兵器の維持費が高額

 

・事故時の被害が怖い。

 

・政権支持率が下がる。

 

 

日本人には核にたいするアレルギーがあります。

核と聞いただけで拒否反応を起こすのです。

 

さらに、もしも日本が核を持ったら、

周辺国は日本をそうとう批難するでしょうね。

日本企業の排斥運動が起こるかもしれません。

 

日本が核を持つためには、

NPT(核拡散防止条約)から脱退する必要があります。

そうすると日本が孤立するかもしれません。

 

アメリカや闇の支配者らは、

日本と中国が戦争してくれたほうがいいわけです。

 

憲法を改正して日本が戦争のできる国になったら、

奴らの思惑通りに日本の政治家や官僚やマスコミが

工作を受けて戦争への道を突き進むかもしれません。

 

メリットとデメリットを考えたら、

国益のためには核を持つべきでしょうか?

 

 

●吉田茂の戦略

吉田茂は日本に駐留している米軍を

「日本の番犬」と言っていました。

 

終戦後、日本は廃墟となりましたが、

朝鮮戦争が勃発したとき、

GHQは日本を再軍備させ日本軍を

朝鮮半島へ派遣しようとしました。

 

ところが吉田茂はそれを拒否します。

「あなたがたが押し付けた憲法は、

軍事力を否定しています。

ですから、日本人を戦場へ送ることはできません」

 

「でも、あの憲法を捨てなかったら、

どうやって自分の国を守るつもりだ?」

とGHQが言います。

 

すると吉田茂は

「大丈夫です。アメリカ軍という番犬がいますから」

と言ったのです。

 

アメリカから

「兵器をもっと買え!」

「軍備をもっと増強しろ!」

「アメリカの戦争に日本も参加しろ」

といわれるたびに吉田茂は拒否します。

 

そして、

「憲法改正も武器購入も

社会党が反対するのでできません」

といって断り続けたわけです。

 

吉田茂の部下だったのが、

池田勇人と宮澤喜一の宏池会のメンバーです。

岸田首相がこの宏池会出身です。

 

この吉田茂の戦略をあなたはどう思いますか?

たしかに吉田の戦略のおかげで

日本は平和を長く続けることができました。

 

しかし、アメリカがいつまでも「日本の番犬」で

いてくれると思いますか?

 

そんなわけないですよね。

しかもアメリカを「番犬」にする代償は大きいですよ。

 

 

まとめ

日本が核武装するかどうか、

これは本当に難しい問題ですよね。

 

正直、どっちがいいのかわかりません。

 

日本の国益を考えたら、

どちらがいいのでしょうか?

 

自分の国を自分たちで守れない国になってしまい、

かなりの不利益をこうむっていると思うのですが、

いかがでしょうか?