1963年11月22日、テキサス州ダラスで
パレード中にJFKは暗殺されました。
衝撃が世界中を駆け巡りました。
多くの人々は恐れ慄きました。
「最高権力者であるアメリカ大統領が殺されてしまうなんて、
大統領よりも大きな力を持った連中が世界を支配しているんだ」
そう思った人もたくさんいました。
●世界中に恐怖と怒りが駆け巡った!
恐怖と不安、そしてあきらめの気持ちが、
多くの人々の心をおおっていました。
「どうせ、オレたちが働いた金も、
闇の支配者らに搾取されるんだろうな。
働くのがバカらしくなる」
政府を信じる気持ちはなくなり、
真面目に働く気力もなくなっていきました。
オズワルドによる犯行と断定されましたが、
多くの疑問の残る事件でした。
そのオズワルドも移送中に殺害されています。
JFK暗殺事件の真相が
少しずつ明らかになっていくにつれ、
アメリカの愛国者たちは、
義憤に燃えていきました。
「アメリカにとっては大いなる恥だ!」
「アメリカがここまで腐っているとは情けない」
愛国者らはそう思い怒りに震えました。
●アメリカの愛国者たちが立ち上がった!
愛国者であるF将軍はJFKの遺志を継いで、
「闇の支配者たちを叩き潰す!」
と決意しました。
まず、部下のなかから熱い愛国心を持った者を人選します。
10人ほどの愛国者たちが集まり、
特命チームを結成しました。
「CIAやFBIのなかに、犯人が潜んでいる。
暗殺事件はFBIに任せていては絶対に解決しない。
オレたちの手で真犯人を見つけ出すのだ。
アメリカの正義を世界に示すのだ」
「イエッ、サー!」
アメリカという国家に忠誠を誓い、
心の深いところで正義感を持った者たちでした。
自分の愛する国が悪党どもに
乗っ取られているということが、
どうしても許せなかったのです。
ただ、当時は、盗聴する機器も、
いまと比べたら、オモチャのような代物でしたし、
秘密裏に捜査するにも限界がありました。
「F将軍、CIAやFBIに我々の捜査が妨害されています」
「JFK暗殺事件には、
かなり大がかりな組織がからんでいます」
「真犯人を特定できたとしても、
逮捕するとなると政治的に阻止されてしまいます」
「なるほど、大統領令を発して、
軍隊を動かさなければならないかもしれないな」
●ホワイトハットの戦いは暗礁に乗り上げる
F将軍は、JFKの弟のロバートケネディに相談しました。
ロバートはケネディ政権では司法長官になり、
真っ先に組織犯罪の撲滅に邁進しました。
兄のJFKが暗殺されてからは、
司法長官を辞任し
上院議員として活躍していました。
そこへF将軍は訪ねていきます。
「暗殺事件の真犯人は、
CIAとFBIのなかにいます。
さらに政界の有力者のなかにも、
奴らの手先になっている連中がいます」
F将軍は言いました。
「そこまでわかっていて、
なぜ逮捕できないんだ?」
ロバートは憤りを隠しきれません。
「私たちがいくら声をあげても、
上のほうで握りつぶされてしまうのです。
あなたが大統領になって、
悪党どもを一掃していただけないでしょうか?」
「よしわかった、いま、腹が決まったよ。
次の大統領選に出馬する。
そして、悪党どもを叩き潰そうじゃないか!」
ロバートは大統領になることを決意します。
ロバートは1968年3月に
大統領選への出馬を表明しました。
ところが、
1968年6月、カリフォルニア州での予備選挙に勝利した直後、
ロサンゼルスのアンバサダーホテルでの予備選の祝勝会で演説した後、
会場を出るための近道として調理場を通る途中に難民で
エルサレム出身のパレスチナ系アメリカ人の
サーハン・ベシャラ・サーハンに銃撃を受けて右脳を損傷したのです。
翌6月6日の早朝に死亡しました。
42歳でした。
JFKが暗殺された5年後のことです。
F将軍は愕然とします。
「どうすればいいんだ!」
ホワイトハットの戦いははじまったばかりでしたが、
いきなり暗礁に乗り上げてしまいました。
「人員も予算もないんじゃ、
巨大な犯罪組織と戦うのは無理です」
特命チームの1人が言います。
その後、特命チームにも、
魔の手が伸びてくのでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まずは多くの人が闇の支配者らの存在に気付くことです。
そうすれば誰がブラックで、誰がホワイトか、
ある程度わかってきますから。
ロバート・ケネディの言葉をお伝えします。
「一人の人間では世界にはびこる病になにもできないと考える人がいる。しかし、素晴らしい世界的運動・思想・行動はすべて、一人の人間から始まっているのだ」