アメリカ大統領は 誰が決めているのか？

JFKジュニアの人気は絶大でした。

幼少期から大人になるまで、

マスコミはJFKジュニアを取り上げました。

 

1988年（28歳）のときJFKジュニアは、

マイケル・デュカキスが民主党大統領候補に

指名された党全国大会で演説しました。

このときをきっかけにJFKジュニアは、

次第に将来の大統領候補として

その名が取り沙汰されるようになっていきました。

 

1988年には『ピープル』誌が選ぶ

「世界で最もセクシーな男」の

ひとりにもなっています。

 

1995年に雑誌『George』を創刊し、

ますます政治の世界に近づいていきました。

 

闇の支配者たちは、

JFK ジュニアを常に警戒していました。

 

「どうやらNSAと米軍内部に、

愛国者ネットワークができているようだな。

奴らはジョンジョンを大統領にして、

我らを潰す計画のようだ」

闇のトップの1人であるロック・フェラーが言います。

 

ちなみにジョンジョンというのは

JFKジュニアの愛称です。

 

「どういたしましょうか？」

1977年までCIA長官だったパパブッシュが尋ねます。

 

パパブッシュの働きで、

もはやCIA は完全に

闇の勢力に牛耳られていました。

 

特殊訓練を受けたCIAの工作員にしてみれば、

暗殺など簡単なことでした。

腕に止まった蚊を叩くみたいに。

 

「そういえば、ビル・クリントンの、

賞味期限が切れそうだな。

彼はよく働いてくれたが、

どう見ても脇が甘すぎる。

ヒラリーのほうが頼もしい。

彼女をそろそろ政界に送り出し、

次の次の大統領にしたいと思うのだが、

どうだろうか？」

 

「よろしいかと思います」

 

2000年にニューヨーク州選挙区で

上院議員選挙があり、

そこへヒラリーを送り込むことが決まりました。

 

闇の権力者に見放された

ビル・クリントンは1998年に

研修生のモニカ・ルインスキーと

大統領執務室で不適切な関係を持ったことが、

明るみに出てしまいました。

 

よりによってホワイトハウス内で、

不埒な行為をしていた大スキャンダルが、

世界中で大騒ぎとなりました。

 

 

「どうだ？　選挙に勝てそうか？」

ロック・フェラーはヒラリーに尋ねます。

 

「ニューヨークの市長が出馬しても

間違いなく勝てます。

彼は前立腺癌ですから、

激しい選挙戦に耐えられないでしょう。

しかし、ジョンジョンが出てきたら、

さすがの私でも太刀打ちできません」

 

ちなみに、このときのニューヨーク市長は、

トランプ支持派のジュリアーニです。

 

「そうか、ジョンジョンの人気は

それほど高いのか？」

 

「はい。彼は、大統領になるくらいの

絶大な人気があります」

 

「どうしたものかなぁ」

 

「腐ったリンゴは早めに

取り除いておいたほうがよろしいかと思います。

腐ったリンゴは周囲も腐らせてしまいますから」

ヒラリーは冷酷なことをさらりと言います。

 

「そうか、それでは、そのようにとりはかろう」

 

こうしてJFKジュニアの暗殺計画が、

実行に移されることになりました。

 

 

愛国者ネットワークのメンバーは、

NSAの盗聴システムによって

JFKジュニア暗殺計画を事前に知ることができました。

 

その頃は、すでに10数名の将軍が、

愛国者ネットワークに入っていました。

彼らはみな命を捨てる覚悟を持っていました。

 

「どうする？　ついにJFKジュニアに

魔の手が伸びてきたぞ」

F将軍が眉根に憂いをためて言います。

 

「JFKが亡くなったとき、

我々は誓ったではないか。

我々の大統領は絶対に守り抜くと」

M将軍が固い決意を持って言いました。

 

「では、JFKジュニア保護プログラムを

ただちに発動しよう！」

 

そして、1999年7月にJFKジュニアは、

飛行機事故で死亡したことになりました。

 

2000年にヒラリーが上院議員になりました。

対抗馬と目されていた

ジュリアーニ市長は癌治療のために

出馬を辞退していたのです。

 

政界入りしたヒラリーは

着々と大統領への階段を登っていきます。

 

トランプが大統領になってからのことですが、

ネット掲示板で話題になっていた“Q”が、

こんな投稿をしました。

 

「トランプ大統領とケネディJrの関係。

ケネディJrが1999年に飛行機事故で亡くなり、

ヒラリーが2000年に議員になった。

そして始まった。

ショーを楽しんで下さい」

 

と謎のような言葉ですが、

「この始まった」というのは、

何がはじまったのでしょうか？

 

当初、愛国者ネットワークの”Q”は、

JFKジュニアを大統領に据えて、

悪の支配層退治に乗り出す計画でしたが、

予定変更してトランプに白羽の矢を立てたのです。

 

そのショーを楽しんでください

という意味だったのです。